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トークイベント「海を越える『宇宙兄弟』、アニメ・マンガ・ビジネスの未来と展望」感想。

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    実は『宇宙兄弟』というアニメの存在を、このトークイベントの告知で知った私です。(あまり民放テレビを観ないし、漫画雑誌も読まないので、、、)
    4月22日に行われたこのトークイベントは:

    「国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の日本文化紹介事業の一環として、本年3月、アニメ・マンガ『宇宙兄弟』の専門家をインドネシアへ派遣して、ジャカルタ、メダン、スラバヤの3都市を巡回するレクチャー・ワークショップを実施」 (JFの告知HPより


    その報告会的なトークイベントで、登壇者は、以下のとおり。
    ・佐渡島庸平氏(マンガ『宇宙兄弟』の編集者。現在cork代表取締役社長)
    ・永井幸治氏(『宇宙兄弟』の企画・プロデューサーfrom読売テレビ)
    ・岡本ナミ氏(アニメ『宇宙兄弟』の声優)

    上記3名が、それぞれ、現地でのプロジェクトを通じて感じた事、タイトル通り、海外におけるアニメ・マンガ・ビジネスの未来と展望について講演するものでした。


    なぜ、このトークイベントに顔を出したのかというと、
    1)アニメ・マンガ・ビジネスが海外でどのように展開されているのか?
    (どのようなビジネス戦略で売られているのか)
    2)そのビジネス戦略は舞台芸術の海外進出にも転用出来ないだろうか?
    と、考えたからです。
    その前提には「アニメ・マンガは海外でビジネスとして成功しているもんね。」という私の勝手なイメージがありました。

    しかし、その思いを打ち破る言葉が!

    「みなさん、マンガ、アニメは海外でうまくいっていると思っているでしょうが、最近のモノは売れていない。 未だに、ドラえもん、NARUTO止まり。」(永井氏)

    「エージェントに任せていても、リストに入るだけで、売れないので、エージェント任せにしていたものの権利を戻して自分たちで売っていく」


    ええええ!

    近年の、日本のマンガ・アニメブームで、海外へ持って行けばすぐ売れる状況だと思っていましたが、実はそうではないようです。出版業界って、エージェントが売ってくれて、いいなーと思っていたのですが、エージェント側の取り扱い商品に入るだけで、売れるとは限らないのですね。かえってそのエージェントというのが、障壁になっているような。


    なので、「本当に、作品を愛している人が売り歩くことが重要」(永井氏)

    そして、エージェントに任せずに、自分たちで売っていくにあたって、力を入れている事として「ローカライズ」という作業に言及。

    つまり、かつては、輸出先でお任せにしていた翻訳も、日本側で翻訳し、すでに現地語訳されたものを売っていく、という事に力を入れ始めたそうです。しかも、ただ、翻訳家、という事ではなく、作品を知り尽くしたマニアで翻訳が出来る人材を集め、訳している為、訳に間違いが無いのだそうだ。


    お知恵拝借と思い参加したトークイベントでしたが、彼らも、これからどうやって海外に日本のアニメやマンガを売っていくべきなのか、現在進行形で模索中なんだ、という事を知りました。


    現在、弊社では、アニメーションと音楽を融合させた、とあるバンドのアジア公演を進めていて、会場も決まり、これから、出し物の内容をつめて、広報していかねばならないという段階に来ています。


    せんだって「アジア文化交流懇談会」というのが政府主導で開催されましたが、招集されたのは大御所ばかり。
    今後、文化交流政策が立案されるとの事でしたが、果たしてどのようなものか。


    民間は民間で、ジャンルは問わず、日本のアートやカルチャーを海外へ紹介したい、売りたい、と思っている者同士が、もっと、タッグを組んで取り組むべき事があるはずだ、と強く感じました。


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